毎年3月には、Lunar and Planetary Science Conference(月惑星科学会)がNASAジョンソン宇宙センターがあるテキサス州ヒューストン近くのWoodlandsにて行われます。
今年は3月7日から11日まで対面とオンラインのバーチャルでおこなわれました。バーチャルでの参加は時差が15時間ということもあり大変です。
新原研究室では共著を含めて6件の発表をおこないました。
CALCIUM DISTRIBUTION IN ELEPHANT MORAINE A79001: COMPARISON WITH OTHER MARTIAN METEORITES
SHOCK RECOVERY OF GRANITE WITH A DECAYING SHOCK WAVE: FRAGMENTATION, FORMATION OF STISHOVITE, AND ONSET OF MELTING AT LOW (<20 GPa) SHOCK PRESSURE
SHOCK EFFECTS IN PRE-HEATED BASALT: SEARCH FOR THE CRITERIA FOR PRODUCING MOSAICISM.
SHOCK RECOVERY OF GRANITE WITH A DECAYING SHOCK WAVE: FEATHER FEATURES FORMATION IN QUARTZ
Preliminary developments of simplified lunar regolith simulants for Japanese future lunar missions
PERMITTIVITY OF LUNAR SUBSURFACE AT UFH BAND BASED ON LABORATORY EXPERIMENT: IMPLICATIONS FOR LUNAR GPR MISSIONS
当研究室では、宇宙物質、特に隕石試料の分析を通じて、太陽系の起源や進化過程の理解を目指しています。
また、火星での過去から現在にかけての生命生存可能性を探る、アストロバイオロジー分野の研究にも取り組んでいます。
興味のある学生はD2号館3Fにお越しください。
当研究室希望の学生は以下の授業の履修してください:地球科学I、地球科学II、地学実験、鉱物科学、環境地球化学、地球科学実験、専門英語
また、そのほかの地学系科目の履修をお勧めします。
2024年度 宇宙物質科学研究室ゼミは未定です。研究室以外の学生で参加希望の方は、新原まで連絡ください。
新原研究室紹介(youtube)
所属学会
-国際隕石学会(Meteoritical Society)
-日本鉱物科学会
-日本地球化学会
-日本地球惑星科学連合
-日本天文教育普及研究会 (中国・四国支部選出代議員)
共同利用
-JAXA共同利用研究員(火星衛星探査計画・MMX)
-統計数理研究所
肉眼ではなかなか見えないですが、望遠鏡でその姿をとらえました。
この彗星はいま見逃すと二度と太陽系には戻ってきません。
過去に彗星として活動していた天体で、現在その活動がおわり小惑星となったものを枯渇彗星と言っていますが、まだどのようなものでできているかはわかっていません。
一説によると炭素質隕石に似た物質でできているとも言われています。

夕方にレナード彗星 C/2021A1 が見えています。
悪天候ながらかろうじてその姿をとらえました。

新原研が基礎理学科に加わり2か月がたとうとしています。
秋2学期の3年生向けの自然科学探求ゼミナールIIから新原研独自の内容でスタートです。
新原研の自然科学探求ゼミIIでは、本物の隕石を肉眼や顕微鏡を用いて観察して宇宙物質について学んでいます。
