基礎理学科は、自然科学、数理科学、情報科学の基礎的総合的学習と、複数の分野が融合する学際領域の研究体験を通して、教育界や産業界など各界で実践的に活躍できる人材の養成を目的としている。それを達成するため、以下のような資質・能力を身に付けさせることを教育目標としている。①自然科学の基礎知識、② IT 技術の基礎、③論理的思考能力、④コミュニケーション能力。このような目標に具体的に対応するために、基礎理学科では、理数科系科目を幅広く学習し、種々の専門的知識を修得できるだけでなく、多方面から探究する習慣や能力を自ら身につけ、さらに他者に対してもそれらの能力を実践的に指導できるカリキュラムが組まれている。研究者や技術者を志望する学生には、様々な分野の総合的学習と体験型学習を通して、問題に対して多方面からアプローチできる能力を身につけることを目指している。教員を志望する学生には、研究する能力や習慣を身につけさせた上で、教育実習だけでなく現職の中学校、高等学校の教諭から教育体験を学び、理学的センスをもつ教員を養成することを目指している。

求める人物像
  • 基礎理学科入学後のさまざまな専門科目の修得のため、数学と理科の基礎的な知識については十分理解している人
  • 身につけている知識や技能に基づいて、多面的に考え、自ら判断して課題に取り組むことができる人
  • 自然科学、数理科学、情報科学の知識・手法・考え方を身につけ、教育界や産業界で活躍したいという意欲を有する人
  • 基礎理学科の専門科目を修得するための基本的なコミュニケーション能力を有する人
学んできてほしいこと
  • 自然科学の基礎となる数学、物理学、化学、生物学、地学のいずれか複数を学んでおくこと
  • 専門としたい、または興味のある分野に関連する科目(数学、物理学、化学、生物学、地学)のうち、いずれかの科目の内容を修得しておくこと
  • 英語の基礎をしっかりと学習しておくこと
  • 高等学校レベルの現代日本語の会話力、読解力、作文力を身につけておくこと
  • 自分の考えを論理的に説明できるコミュニケーション力を身につけておくこと