「岡山県の歴史と自然環境を知る体験型ワクワクサイエンスイベント」を開催しました!

6月7日、基礎理学科主催の体験型サイエンスイベント「岡山県の歴史と自然環境を知るワクワクサイエンスイベント」が、牛窓沖の前島で開催されました。小学生から高校生までの多くの児童・生徒と保護者の皆さまにご参加いただき、イベントは大いに盛り上がりました。

午前のプログラムでは、地学分野のテーマ「地層や化石の観察を通して古環境を読み解こう」を実施。参加者は実際に露頭(地層が地表に現れている場所)を観察し、そこに含まれる貝の化石や生痕(いきものが残した巣穴の跡など)を確認しながら、かつてこの地域がどのような環境だったのかを考えました。
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午後のプログラムでは、生物学分野のテーマ「磯の生物採取を通して現在の瀬戸内海の水質・生物環境を推定してみよう」に挑戦しました。参加者は磯でさまざまな海の生きものを楽しそうに採取し、それらを実験室に持ち帰って一つひとつ同定(種類の判別)を行いました。その後、それぞれの生物に対応する「指標点数」と「生物量」に基づいて、前島周辺の海域の環境を評価・推定しました。
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科学的に環境を“読み解く”体験に、参加者の皆さんはとても熱心に取り組んでいました。
最後には、齋藤学科長より、参加した児童・生徒一人ひとりに修了証が手渡され、イベントは笑顔と達成感のうちに幕を閉じました。

自然にふれながら、科学の視点で「過去」と「現在」の環境を学ぶ貴重な一日となりました。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。