高角度分解のを有する原子核乾板を搭載した検出器を気球で地上35km程度上空に上げ、高エネルギー天体から放射される宇宙ガンマ線を、観測する計画がGRIANE実験です。PIは神戸大学の青木茂樹先生です。
2022年度の研究室のゼミ生4名が、名古屋大学で実験準備に参加しました。2023年のフライトに向けて準備が最終段階に入ってきました。画像は、気球ゴンドラとの記念です。

原子核乳剤の製造、原子核乾板の製造・現像の一連の作業を行いました。
名古屋大学理学部物理学科F研の皆様ありがとうございました。
2021年度の研究室ゼミ生の卒論発表が終わりました。
変光星の観測3部作です。
ネオワイズ彗星がB7号館屋上にも来てくれました。 先週2020年7月17,18,19,20日と連敗でした。20:27から5分程度の雲の切れ間でした。奇跡の5分間でした。
機材:Canon Kiss X9とTamronSP 70-300F/4-5.6 ISO3200 f/4 1.3秒(オリジナル画像)
以下は、1200×800pixlesに縮小 70mmで撮影:↓

70mmで撮影+コントラスト強調:↓

SN10の星図:↓

~170mmで撮影:↓

~170mmで撮影+コントラスト強調:↓

p.s. B7号館屋上から引き上げる時、天文部の学生さんと行き違いになりました。幸運を祈るばかりでしたが、・・・
研究室では、原子核乾板を用いたsubGeVガンマ線天体の観測を中心テーマとして、宇宙線原子核組成の起源の研究をしています。 その他にも、流星観測と起源、データ解析プログラム開発をしています。
オープンキャンパスが2020年7月25日と26日に開催されますので、一言:
基礎理学科の学生さんには、望遠鏡を使った天体観測の(1)計画、(2)実施、(3)まとめの指導ができる理科の先生になってもらうこと、そしてコンピュータを駆使できるようになってもらうことを技術的な目標として接しています。何よりも、科学の楽しさや難しさ、醍醐味、挫折感、驚き、落胆、光と影、anomalyの発見・確認・再現に始まる新しい科学の世界を伝えられる人間にしたいと考えています。
くじら座のミラが9月下旬から増光中.
2019/11/6 23:31を追加します.

スカイモニターTENGENで2019/11/1と2018/11/1を比べる.

2019/09/25 02:19の状態を追加

2019年8月9日夕方,SJ君とともにスカイモニターTENGENのドームを四代目に交換しました.
7年5カ月程度で3台.2年数カ月/1台です.

(アクリルショップはざいやさんのドームはおすすめです.)
交換後初の明らかな流星.

まだ,雨を経験していないので,浸水対策の完全さが心配です.台風が現在近づいています.
梅雨も明け、夜空も美しい時期になりました。
もうすぐ三大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大を迎えます。天文屋にとってはウハウハなシーズンなので例のごとく三脚を立ててカメラを設置していました。

今回の撮影で注目したのは上の写真です。
南に見える星たちをほぼ直角に横切る流星らしきものが映り込んでいました。
しかし拡大して見ると、どうにも流星にしては軌跡が綺麗すぎるようです。伊代野先生に相談すると、ものによっては人工衛星もこのように見える場合もあるとのこと。本当に流星なのか分析してみました。

流星と思われる2つの軌跡を拡大したもの(画像1)と人工衛星と思われる軌跡を拡大したもの(画像2)を用意し、ImageJでそれぞれの軌跡上の各ピクセル毎の明るさをグラフ化しました。縦軸が明るさ、横軸が場所を表します。
3つのグラフを比較してみます。上図と中央図は流星と思われる地点において山を描いたようなグラフになっているのがわかります。人工衛星と思われる下図においては、この軌跡は多少変動はあるものの、ほぼ一定の明るさで通過したのだと思われます。
流星は地球大気に突入して発光する現象であるため、このような撮影の仕方だと段々明るくなって段々暗く見えます。人工衛星が明るく見えるのは太陽光を反射しているからなので、明るさは一定のはずです。
したがって今回の画像1の軌跡は流星であると判断できました。
また、ペルセウス座流星群の放射点を考慮すると、長くて明るい方の軌跡はペルセウス座流星群だと思われます。
これからペルセウス座流星群は見頃を迎えるので天気の良い夜は空を見てみてください。
虫よけスプレーを忘れずに。。