岡山理科大学が、2024年8月9日から13日の期間、岡山高島屋8階催事場で開催していた「ワクワク、サイエンスフェスティバル」に研究室で8月12日(月)出展しました。ブースは算数と理科のワクワクをテーマとした理学部コーナーないです。
沢山の子供たちや保護者の方、おじいちゃん・おばあちゃんも訪れてくれました。社会人ですという若い方も来てくれました。その中に、3週間前に名古屋科学館で霧箱を観てきたという5年生がいました。「宇宙科学が大好きなんです」とお母さんが話しているとおり、原子核や素粒子の話から宇宙線の話をすると、宇宙線起源のミュー粒子の寿命の話から、重力による「時間の遅れ」について質問がありました。楽しく話をすることができました。
社会人の女性の方も、放射線や素粒子・原子核、宇宙線ミュー粒子のことを熱心に訊いて下さりました。
訪問して頂いた皆さん、ありがとうございました。画像は、オープン前の準備完了時のブースの様子です。
2023年4月27日までにUpdateしました。なお、昨日2023年4月27日にCOVID-19は「2類相当」から「5類」へ変更が決まりました。
2023年2月23日までのcovid-19感染者数と死亡者数の時系列データ(セミログ表示)
(データは厚労省のオープンデータより)
2023/3/4までのOpendataをWaveletとFFTで比較。
- FFT、Waveletともに0.14/dayとその整数倍にピークが出ていますが、1週間変動のことです。
- 全体を一つのカラーバーで表示しているので、infections650日、deaths600日頃の振幅の弱まりが強調されています。
pythonによる解析方法の参考は、こちらのサイトです。
2022年度ゼミ生6名が卒業研究発表を行いました。
テーマは、
- 原子核乾板を用いた宇宙ガンマ線観測気球実験(GRAINE計画)・・・2名
- pythonを用いた流星自動追跡システム開発(動体検出と追跡、文字認識)・・・2名
- 変光星の観測と光度曲線の解析(RZ CasとSU Cas、γLyrae)・・・2名
でした。
発表会は、残念ですが今年もオンライン形式で行われました。
今年も「先生もう帰るんですか?」と言われました。
卒業後は、企業、大学院、教員のそれぞれの分野での貢献が期待できる人材となりました。
野外実践指導実習2(宇宙篇)を11月4日(金)6限目に開催しました。9月に開催した蒜山学舎での野外実習は、天候不良のため観測ができませんでした。今回は観測部分を補いました。
3年生12名とTA/SAが3名でした。場所は、理科大学の中の聖地「B7号館屋上」であり、かつ情報宇宙研究室のホームグラウンドです。集合写真を掲載します。
2022年7月30日(土)に香川大学教育学部で開催された「2022 年度 応用物理・物理系学会中国四国支部 合同学術講演会」において、理学研究科修士課程総合理学専攻2年生の村上君が、「原子核乾板搭載気球による宇宙ガンマ線観測実験(GRAINEプロジェクト)における原子核乾板プロテクションコートの評価」(要旨集タイトル:GRAINE 計画2023 年フライトに向けての原子核乾板評価 Nuclear emulsion film evaluation for the 2023 flight of the GRAINE project)の講演を行いました。
GRAINE実験は、原子核乾板をガンマ線検出器として気球に搭載し、宇宙ガンマ線を観測する名大・神戸大との共同研究です。2023年4月に3度目の気球実験の予定で準備を進めています。passive検出器に独自の時間分解能システムを搭載し、ゴンドラの姿勢をスターカメラで決定することで、原子核乾板による天体観測を可能にしました。大面積・長時間フライトを実現するために、原子核乾板に対して新たな技術であるPC(プロテクションコート)を導入しました。村上君は、岡山理科大学におけるPCの中心メンバーです。
村上君は、PCとスターカメラの低温試験を担当し、最適条件を求めるために実験を繰り返してきました。この成果が、2023年のオーストラリアでの気球フライトに活用されます。
香川大学教育学部前にて
高角度分解のを有する原子核乾板を搭載した検出器を気球で地上35km程度上空に上げ、高エネルギー天体から放射される宇宙ガンマ線を、観測する計画がGRIANE実験です。PIは神戸大学の青木茂樹先生です。
2022年度の研究室のゼミ生4名が、名古屋大学で実験準備に参加しました。2023年のフライトに向けて準備が最終段階に入ってきました。画像は、気球ゴンドラとの記念です。
原子核乳剤の製造、原子核乾板の製造・現像の一連の作業を行いました。
名古屋大学理学部物理学科F研の皆様ありがとうございました。