クック諸島ラロトンガ島で試料採取
科研費・費基盤研究Bにおいて植生の変化から東ポリネシア域への人類到達時期を解明するため、鹿児島大学と福岡大学と共同で、クック諸島ラロトンガ島のカレカレ湿原で堆積物の採取をしてきました。南半球は冬で風はひんやりしていますが、日差しは強く日本の9月のようでした。
採取したコアは宿舎において、記載し、色や重量を測定後、サブサンプリングして日本に持ち帰る用にパッキングします。
科研費・費基盤研究Bにおいて植生の変化から東ポリネシア域への人類到達時期を解明するため、鹿児島大学と福岡大学と共同で、クック諸島ラロトンガ島のカレカレ湿原で堆積物の採取をしてきました。南半球は冬で風はひんやりしていますが、日差しは強く日本の9月のようでした。
採取したコアは宿舎において、記載し、色や重量を測定後、サブサンプリングして日本に持ち帰る用にパッキングします。
7月28日に開催されたオープンキャンパスの学科イベントに本研究室が参加し、堆積物中の微化石の紹介を行いました。花粉だけでなく、有孔虫や珪藻も自分でプレパラートを作成し観察していただきました。午前中は非常に多くの生徒さん達が見に来られ、顕微鏡が不足する事態になりご迷惑をおかけしてしまいました。29日は台風で中止となりましたが、次回は9月に開催されます。またおいでください。
7月21日はふじのくに地球環境史ミュージアムの第15回ミュージアム学習会において、「花粉のカタチから過去の植生を探る」というタイトルでサポーターの方々に花粉の形態と花粉分析についてお話をさせて頂きました。また午後からは、本ミュージアムで開催中の国際火山噴火史情報研究集会において、基盤研究Bに関するクック諸島の花粉分析結果と今後の調査研究の展望についてお話させて頂きました。
6月29日~7月5日にかけてふじのくに地球環境史ミュージアムで藻琴湖と浜名湖の湖底堆積物のサブサンプリング作業が行われ、4年生2名が参加しました。コア分割初体験の4年生にとっては戸惑いもあったようで、始めはスムーズにいかないこともありましたが、徐々に慣れていき自分で判断して動けるようになっていきました。大学院進学志望の学生は保存用試料の作成をさせていただけるまでになっていました。本プロジェクトはふじのくに地球環境史ミュージアム、島根大学、京都大学との共同で行っていますが、他大学の学生とも知り合え、色々な先生方のお話も聞くことができ、非常に充実したコア分割作業になったようです。
1日のみですが、夜は島根大の学生とも交流を兼ねて飲みに出ました。静岡の美味しいものを堪能して来ました。おでんがとても美味しかったです。
6月14日に3年生対象の自己実現プログラムとして「教員・院生と話そう会」がたんぽぽで開催されました。これは、4年生になった際に卒業研究を希望する3年生が研究室の先生や学生と話して、希望研究室選択を行う際の材料とするようになっています。今回は3年生が2名と特別に1年生1名が訪問してくれました。本研究室は生物だけでなく地学的な要素も多く、また海外調査も行くので、海外を怖がって年々希望者が減っいるのかなと思います。研究費はいっぱいあっても人がいない状態とでも言いましょうか・・・少人数で楽しくやっていこうと思います。
5月12-13日に名古屋大学環境総合館レクチャーホールで開催されたパレオアジア文化史学第5回研究大会において、「モンゴル北部の環境変遷史―サンギンダライ湖の湖底堆積物記録の解読」というタイトルでモンゴルの花粉分析結果をポスター発表させていただきました。
今回は予稿集の編集も担当させて頂きました。要旨の回収から誤字脱字等の確認などとてもよい経験となりました。