総合理学専攻修士2年・武智士門さんの論文が日本化学会速報誌に掲載されました。

これまで電子吸引性の置換基をもつフェノールの酸化重合は困難でしたが、シアノ基をもつ新規モノマーを設計し、酵素モデル触媒を用いることで、世界で初めて酸化重合に成功しました。このポリマーの分子量分布が理論値よりも大変狭くなるという特異な現象を見出し、また若干生じる不純構造を反応条件の最適化で大幅に低減できました。EV用キャパシタを小型化&高性能化できる高誘電絶縁材料として期待されます。

Shimon Takechi, Takahiro Oshima, Akiyuki Nakano, Hideyuki Higashimura

Enzyme Model-Catalyzed Oxidative Polymerization of 5-Cyano-2-methoxyphenol, a New Phenolic Monomer with Cyano Substituent

Chemistry Letters202453, upae007

https://doi.org/10.1093/chemle/upae007