総合理学専攻2年の中野晟志さんの論文がPolymerに掲載されました
総合理学専攻2年の中野晟志さん(東村研究室)の論文がPolymer(IF: 4.43)に掲載されました。
人工酵素触媒を用いるグリーンプロセスで、世界初の芳香族ポリエーテルの合成に成功し、全芳香族型ポリマーとして最も低い誘電率を持つことを見出しました。超低誘電性の特徴から超高速通信材料に適しており、次世代の6G通信システムや車の自動運転などへの応用が期待されます。
本研究は、田邉研究室との共同で、岡山県からの委託研究として実施しているものです。
A new poly(arylene oxide) with an extremely low dielectric constant as a fully aromatic hydrocarbon-type polymer.
Akiyuki Nakano, Yoichi Tanabe, Hideyuki Higashimura
Polymer, 237, 124345 (2021)