昨年に引き続き、本研究室はアジア域にホモサピエンスが到着した時期の古環境を調べるべく、ベトナム中央高原のプレイクで調査を行ないました。今回は、名古屋大学と福岡大学と共同でプレイク周辺のマール調査を行い、現植生を調べるため表層花粉試料を採取して来ました。



プレイク周辺には数多くのマールがありますが、出来る限りそのマールを回り、噴出物の確認を実施しました。


日本は冬ですが、こちらは夏。あまりの暑さにへばり気味の学生二人です。でも、海外調査の基本は良く働き良く食べ良く寝るが基本。その点はクリアできたようです。

毎朝のフォーボーが美味しくて・・・
本日、本研究室4名の卒業研究発表が終了しました。 質問にしっかり答えられたり、答えられなかったりありましたが、1年間の成果が発揮できたのではないでしょうか?4年生の皆さん。お疲れ様でした。3年生の皆さん。これから1年がんばって下さい。


追いコンも盛り上がりました。
神戸大学の大串先生の研究室にお邪魔して有孔虫の観察をしました。
有孔虫面白いです。

島根大学やふじのくに地球環境史ミュージアムと共同で、粒度分析、化学分析、化石花粉、化石珪藻、ancientDNAなどを用いた古環境復元を行うため、凍った藻琴湖でピストンコアラーを用いて湖底堆積物を採取しました。

明日のコアリングの準備です。サンプラーを組み立てます。


マイナス8℃の中、湖面が凍った藻琴湖でコアリングです。そりを利用して湖の中心へ。30cmの雪が体力を奪います。その後40cmの氷に穴を開け、表層サンプルと2m弱の堆積物を採取しました。


採取した堆積物のサブサンプリングです。綺麗な年縞が確認できました。色や明度などを測定後、堆積構造や珪藻分析、有孔虫分析、花粉分析などの試料を採取しました。
最後は機械ボーリングをして本格的なロングコアを採取します。
北海道は美味しいものがたくさんあって調査後の夕食が楽しみの一つです。


1月26日に福岡大学の奥野研究室で、 堆積物のサブサンプリングを行いました。
8mの堆積コアを1cm間隔でサンプリングしたので、約800試料となりました。
今後の分析が大変そうですが頑張ります。
