国際シンポジウム参加

静岡県のふじのくに地球環境史ミュージアム主催で開催された国際シンポジウム「Creating the Anthropocene – Natural and Cultural Histories」において、研究室4年の4名が卒業研究の内容をポスター発表いたしました。
衣笠「The airborne pollen survey in 2016 and the prediction of airborne Cupressaceae pollen counts in 2017」
野口「Vegetation change viewed from pollen analysis around Haven Lake in Adak Island, Central Aleutians, Alaska」
福田「The vegetation history of Jaljale Himal area, eastern Nepal」
前田「Vegetation changes around Lake Paitan, Luzon Island, Philippines」

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企画展「花粉と花粉症の科学」

12月23日から国立科学博物館で開催されている企画展「花粉と花粉症の科学」に協力し、多くのSEM写真を提供いたしましたので見学してきました。提供したSEM写真すべてが展示され、さらに、友人や知り合いの先生方もたくさん協力しており、仲間内の展示会のようでした。

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北海道白老町のポロト湿原でコアリング

古植生変遷とアイヌの人々との関連を調査するため、北海道白老町のポロト湿原でコアリングを行いました。 年代のキーとなるテフラが見つかりました。今後の分析が楽しみです。

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ベトナム・プレイクでコアリング予備調査

名古屋大学と共同で、ホモ・サピエンスがアジア域に到着した時期の環境を調べるため、ベトナムのPleiku周辺のマールの現地調査をし、周辺に分布する植物の調査も行いました。 来年の3月からコアリングを行う予定です。

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種子島住吉の増田層・形之山部層の堆積物採取

国立科学博物館と共同で種子島住吉の130万年前の地層(増田層・形之山部層)の植物相と古植生を調べるため。堆積物と植物化石の採取を行いました。現在の日本には自生していないタイワンスギやコウヨウザンの化石や種子島には自生していないブナの化石が産出しました。今後の分析が楽しみです。

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青森県出来島海岸埋没林調査

ホモ・サピエンスが日本列島に到着した時代の古環境を調査するため、名古屋大学と共同での青森県出来島海岸の最終氷期の埋没林調査を行ないました。海岸の露頭泥炭層には最終氷期の樹木が挟在しております。名古屋大学ではそれらの樹木を用いて年代を決定し、我々は花粉分析を行い当時の環境を復元します。

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