第28回可換環論セミナー(1月)

基礎理学科代数学研究室の荒谷督司准教授が1月24日(日)~27日(水)に飯間圭一郎講師(奈良工業高等専門学校),平松直哉講師(呉工業高等専門学校)とともに岡山理科大学50周年記念館4階多目的ホールにおいて「第28回可換環論セミナー」を開催いたしました. 

 可換環とは,足し算,引き算,掛け算が自由にできる集合のことで,整数全体の集合や多項式全体の集合が典型的な例です.
 この「可換環論セミナー」は,若手の研究者が自由に発言できる研究集会を開きたいとの考えから毎年持ち回りで行われているもので,今回で28回目となる歴史ある研究集会です.今回のセミナーには全国から50名近くの研究者が参加し,純粋な環論や代数幾何学,表現論,組み合わせ論など4日間で17もの講演が行われました.講演者は若手から中堅の研究者が多く,最先端の話題をわかりやすく講演してくれました.
 26日には11号館8階のラウンジにて懇親会が開かれ,参加者の方々はラウンジから見える岡山の夜景に感動していました.

 この場を借りまして,講演者の方々,セミナーを手伝ってくださった岡山大学吉野研究室および橋本研究室の院生の方々,休憩場所であるラウンジを管理してくれた荒谷ゼミの4年生,セミナー開催にご助力いただいた事務の方々に感謝いたしたいと思います。どうもありがとうございました.

「第28回可換環論セミナー」を開催するにあたり,以下の援助をいただきました.
・平成27年度科学研究費基盤研究(C)研究課題番号(項目番号):26400056
「次数付超曲面上の極大コーエン・マコーレー加群に関する研究」(研究代表者:荒谷督司)
・呉工業高等専門学校基盤教育研究経費(研究代表者:平松直哉)