岡山県警交通管制センターで見学(11月)

基礎理学科3年次講義「情報システム2」では,社会のインフラ技術となっているいくつかの情報システムを実際に見学します. 

この講義は,高等学校教員免許「情報」に対応する科目でもあり,基礎知識ばかりでなくアプリケーションの場面を知るうえでシステム見学は大変良い機会となります.
 さて,今回2015年11月27日は,岡山県警交通管制センター(北区いずみ町)に行き,ITSの警察庁管轄であるUTMSについて見学してきました.岡山県内の3000機を超える信号機のうち,700機強がこのセンターのサーバーシステムと通信を行いながら,交通状況を判断し,適切な信号サイクルをはじき出して,渋滞の緩和を行っているなど,UTMS,VICSなどの説明を受
けました.巨大な情報掲示板には,刻一刻と変化する交通状況がシンボル化され提示され,また主要交差点や国道のライブ画像も表示されていました.
 車検知器から光ビーコン,電波ビーコンとITSの基盤機器が整備される中で,プローブカーの導入や来る車の自動運転時代を見据えた取り組みなど,我々の生活の安全・安心を支えている基盤技術の一つがITであることを再確認できました.
 センターの皆様ありがとうございました.田淵様には丁寧に説明をしていただき,またやや脱線気味の質問にも気さくに対応していただきました.見学者一同,心より感謝申し上げます.

27日は8:55にいずみ町の岡山県警交通管制センター玄関前集合の予定でした.しかし,この日は大変寒い朝となったため,センターの方から早めの入場を促され,見学者一同寒い思いをしませんでした.お心遣い誠にありがとうございました.