Publication

FeSe1-xSxのラマン散乱からネマティック量子臨界点について議論した論文が出版されました.

格子振動との結合によって, 物性相図上におけるネマティツク量子臨界点の位置がシフトすることで量子臨界点近傍において期待されるネマティック揺らぎによる超伝導転転移温度の上昇が抑制されている可能性があることが明らかになりました.

"Lattice-shifted nematic quantum critical point in FeSe1−xSx", 
S. Chibani, D. Farina, P. Massat, M. Cazayous, A. Sacuto, T. Urata, Y. Tanabe, K. Tanigaki, A. E. Böhmer, P. C. Canfield, M. Merz, S. Karlsson, P. Strobel, P. Toulemonde, I. Paul & Y. Gallais*, 
npj Quantum Materials 6, 37 (2021). (https://doi.org/10.1038/s41535-021-00336-3)

 

Budget

八州環境技術振興財団の研究助成に採択されました。

Meeting

3月に開催された日本物理学会第76回年次大会で、3次元グラフェン構造体の電子物性という題目で講演しました。

Publication

3次元曲面をもつグラフェンの電気伝導物性に関する新しい論文が出版されました.

炭素の2次元シートであるグラフェンを立体的に張り合わせた3次元グラフェンと呼ばれる物質の性質に関する報告です. トポロジカル欠陥と呼ばれる炭素の5,7,8員環構造や3次元的に曲がった曲面によりグラフェンが持つディラック電子が散乱される様子を磁場中電気伝導度から観測しました. 3次元グラフェンのデバイス化において性能指標となる結果です. 筑波大学、東北大学、大阪大学、東京大学、理化学研究所との共同研究です。共同研究者の皆様に感謝いたします。本研究室最初のオリジナル論文になります.

"Dirac Fermion Kinetics in 3D Curved Graphene",
Yoichi Tanabe*, Yoshikazu Ito*, Katsuaki Sugawara, Mikito Koshino, Shojiro Kimura, Tomoya Naito, Isaac Johnson, Takashi Takahashi, Mingwei Chen*,
Advanced Materials, 2020, 32, 2005838. https://doi.org/10.1002/adma.202005838

プレスリリースhttps://www.wpi-aimr.tohoku.ac.jp/jp/news/press/2020/20201105_001310.html

11/5付 日本経済新聞電子版に掲載されました。https://r.nikkei.com/article/DGXLRSP542811_05112020000000

12/10付 日刊工業新聞21面に掲載されました。

海外のニュースサイトに掲載されました:https://wiley.altmetric.com/details/92020636/news

矢野経済研究所が発行する月刊紙 Yano E plusに3次元曲面グラフェンの特集記事が掲載されました。https://www.yano.co.jp/eplus/yearly.php?year=2021

Publication

銅酸化物高温超伝導体のネマティック状態に関連した電子状態の異方性を熱起電力から観測した結果が出版されました。

"Hints for the nematic pseudogap in the nearly optimally doped La2−xSrxCu4 superconductor",
Marcin Matusiak, Tadashi Adachi, Yoichi Tanabe, and Yoji Koike, 
Phys. Rev. Research 2, 032070 (2020) (Rapid Communications)
http://DOI: 10.1103/PhysRevResearch.2.032070


Publication

ナノポーラスグラフェンを利用した水素ガス検出に関する論文が出版されました。

"Understanding the Detection Mechanisms and Ability of Molecular Hydrogen on Three-Dimensional Bicontinuous Nanoporous Reduced Graphene Oxide",
Yoshikazu Ito*, Megumi Kayanuma,Yasuteru Shigeta,Jun-ichi Fujita and Yoichi Tanabe,
Materials 2020, 13 (10), 2259. http://10.3390/ma13102259.